各委員会便り

令和2年4月号(在宅医療・介護保険委員会便り)

 新型コロナウイルスの影響で在宅介護委員会が関係する研修会も幾つか中止になりました。フィジカルアセスメント研修会、訪問看護師との交流会、輸液の調製に関する研修会など、在宅医療においては重要なものばかりです。今後も、どのようになるかは不透明な状況ですが、個々での研鑽をよろしくお願い致します。

 2020年(令和2年)4月の診療報酬改定(薬局)に関しても、引き続き、施設基準の算定要件に「在宅の実施状況」が含まれる基準があります。また、「経管投薬支援料」の新設、在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料の内容が変更になり、「急変に伴うもの以外の場合」が新設されました。益々、我々が在宅医療に関わる場面が増えてきているのではないかと感じます。在宅介護委員会でも、皆様と情報の共有を進めていきたいと思います。

 佐世保市及び各地域包括支援センターより依頼が来ている「地域個別ケア会議」への協力に関しては、班長を通じ、皆様にご協力を頂いています。ありがとうございます。しかし、「開催時間が薬局の営業時間と重なる」「特定の薬局しか参加できていない」等の問題もあり、委員会でも危惧しています。この会議では、他職種の方々の意見や考え方がとても参考になります。地域包括ケアシステムの連携構築には良い仕組みだと思うので、出来るだけ多くの皆さんが参加できる状況を作る事が大切ではないかと考えています。今後も、この目標に近づく様に進めていきたいと思います。

 最後に、皆様にお願いがあります。在宅介護委員会では、佐世保市薬剤師会のホームページに、「在宅協力薬局(「在宅訪問協力薬局」に名称変更)と「地域包括支援センター協力薬局」のリストを掲載しています。このリストは、年1回の更新を行っています。本年度は、4月にアンケートを配布する予定にしています。診療報酬改定の時期で書類の作成にお忙しい時期とは思いますが、ご協力お願い致します。

令和2年3月号(情報(広報)委員会便り)

 佐世保市薬剤師会で運用している医薬品備蓄情報管理支援システム「メドサッチ」が昨秋で10年となりました。薬価改定や消費税率の変更、厚労省令改正に対応した小分け様式の変更など、概ねスムーズにサービスを提供しております。今後とも業務に活用していただくと共に、備蓄薬品の登録/更新をお願いいたします。新規参加を希望される薬局におかれましては、市薬ホームページ→会員専用ページ→MEDSATCH (メドサッチ)より申し込みください。
 情報(広報)委員会ではメドサッチの他に、市薬ホームページ「会員専用ページ」にて、いくつかの情報提供サービスを行っております。

※会員専用ページのパスワード:mbr/89314/4649(メンバー/ヤクザイシ/ヨロシク)

【送信済みFAX】掲載場所:市薬ホームページ ─ 会員専用ページ ─ お知らせ
講習会・勉強会の案内、採用薬品情報、各種お知らせ等、市薬事務局からFAX送信した情報をPDFファイルで公開(Dropbox)。

【市薬月間行事予定の配信】市薬ホームページ ─ 会員専用ページ ─ 月間予定表より申し込み
Googleカレンダーの共有機能を利用して市薬の月間行事予定(講習会、説明会、委員会など)をスマートフォンまたはパソコンに自動配信。

【2020年4月の新薬価と旧薬価の比較資料】※公開準備中
市薬ホームページ ─ 会員専用ページ ─ お知らせ(新薬価公示後に掲載、3月9日頃)
新旧の薬価を容易に検索・比較検討できるエクセルファイルおよびGoogleスプレッドシートを公開予定(Dropbox)。

以上、今後とも皆様に情報提供できるよう努めてまいりますので、ご意見、ご要望などありましたら市薬事務局までお申し出ください。

令和2年2月号(社会保険委員会便り)

 昨年の11月に、改正医薬品医療機器等法案(改正薬機法案)が成立しました。施工期日は、一部を除き、公布の日から起算して1年を超えない範囲内において法令で定める日となっており、今後の私たち薬剤師の業務にも大いに影響を及ぼす重大な事項として、関心が高まっていることと思います。改正薬機法の成立を受けて、日本薬剤師会の山本信夫会長が、プレリリースを出しておりますので、一部抜粋してご紹介いたします。

 「本改正により、薬局は、調剤のみならずOTC医薬品を含むすべての医薬品を安定的に提供する施設であることが規定されました。また、薬剤師が医薬品の適正使用に必要な情報提供 及び薬学的知見に基づく指導を行う場所であることがあらためて規定されるとともに、患者自身が自分に適した薬局を選択できるよう、機能別の薬局認定制度(地域連携薬局、専門医療機関連携薬局)の導入等が進められます。

 薬剤師については、調剤時に限らず必要に応じて患者の薬剤の使用状況の把握や服薬指導を行わなければならないことや、患者の使用薬剤の服用状況に関する情報を医師等に提供すること等が盛り込まれ、患者が使用する医薬品の使用状況の継続的かつ的確な把握、かつ、情報提供や薬学的知見に基づく指導等を通じて、安全な薬物治療を確保するものであることが明確になりました。

 このほか、先駆け審査指定制度や条件付き早期承認制度の法制化等、医薬品の製造に関わること等についても改正されます。
本改正法に示された趣旨は、2025 年のみならず2040年を視野に入れた地域包括ケアシステムにおいて、医療と医薬品の提供を担うことによって、地域医療提供体制の安定した運用を目指し、かかりつけ薬剤師・薬局の活躍が期待されていることに他なりません。」
                               令和元年11月27日 日本薬剤師会会長 山本信夫(一部抜粋)

 3月12日(木)に開催する市薬生涯教育講演会の終了後に、長崎県薬務行政室より、改正薬機法に関する説明会を実施致します。詳細は追ってご連絡を致しますので、ご参加のほど宜しくお願いします。

令和2年1月号(医療安全対策委員会便り)

 昨年12月5日に研修会を開催しましたところ、たくさんの方に参加していただき有難う御座いました。薬剤師以外のスタッフさんにも研修を受けてもらって、どんな事が調剤ミスに繋がるのか理解していただいたと思います。薬局内での医療安全対策はスタッフ皆で情報を共有し、取り組まなければ防ぐことは出来ません。
 以前から「確認」はミスを防ぐための最も重要な行為とされ、指差し呼称確認が効果的とされています。
 ある救急病院での出来事です。処置で使用する薬剤や器具の規格などを医師と看護師が声を出して毎回確認されている場面がありました。
 早速私も翌日からやってみることにしました。すべてとはいきませんが不安に思った処方や薬剤では薬剤師だけでなく、近くにいるスタッフに確認を求めるようにしました。
 これだけでも確実に間違いは減りますし、なにより精神的な不安が減ります。現在では散薬、錠剤のピッキング監査機器もありますが、これならお金をかけないで明日からでも行えます。

自分自身の健康管理が医療人の第一歩
 ※安全な医療提供の為に、健康や生活の自己管理を徹底して下さい。
患者の安全が最優先という安全文化
 ※安全に関する知識や技術の習得
 ※教育訓練の充実
人は誰でも間違えうるということを前提とした対策
 ※個人のミスが重大事故に結びつかないように、再度日常業務を点検し、事故防止対策を考えて下さい。 

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