会長便り

令和2年4月号

 新年度が始まりました。新しい御代になり初めて4月から迎える新年度です。本来であれば調剤報酬改定に集中して準備を行う時期でしたが、今年は様相が異なります。

 3月25日に臨時理事会を行いました。令和2年度の事業計画(案)、予算(案)を御承認頂きました。そして、令和2年度の通常総会を6月13日の土曜日18時30分から「アルカス佐世保」で行う事も認めて頂きました。例年懇親会を総会終了後行っていましたが、今回は行わない事に致しました。日程の件変更の理由は、小中学生のお子さんをお持ちの先生方にはやはり日曜開催は負担になること、経費削減にもなること、そして今現在では6月頃の状態も読めない事も有るからです。どうぞ、ご理解ください。

 ノーベル賞受賞の山中伸弥教授が「新型コロナウイルス情報発信」を公開され、次のようなコメントを出されています。「このウイルスとの闘いは短距離競走ではなく、1年は続く可能性のあるマラソンです。疲れたり油断して止まってしまうと、感染が一気に広がり、医療崩壊や社会混乱が生じます。一人一人が、それぞれの家庭や仕事の状況に応じたペースで走り続ける必要があります。」と。心してまいりましょう。

令和2年3月号

 先月11日の薬剤師会恒例の祝賀会では、各功労賞や賀寿のお祝いを多くの皆様とすることが出来ました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。有難うございました。どうぞこれからも御参加宜しくお願い致します。

 「令和2年度調剤報酬」の情報が色々出てきています。そういう中、郵送で皆さんに送られてくる「クレデンシャル3月号」に興味を誘う特集記事が有りましたのでご存じの方も多いとは思いますがご紹介します。「薬剤師よ、医療者たれ!」という題目で「服薬ケア研究会」という研究会の会頭の方が寄稿されています。一つの考えとして一読する価値があるようです。今年度の実務実習も2月25日から始まっていますが、指導薬剤師として学生を向かい合うに当たり「薬剤師とは」と原点に戻らせてくれるのも事実であり、そういう意味でもこの特集に目を通すのも意味があると思います。あなたの薬剤師像とはいかに。

令和2年2月号

「大塚薬報」という機関誌があります。母が良く好んで読んでいました。新春1・2月号の巻頭記は以下の通りでした。

 皆さんの家には鼠はいるだろうか。今の時代「いる」と答える人はほとんどいないだろう。しかし、「鼠のいなくなった家は火事になる」といわれるほど、かつての日本にはどこの家にもいて当たり前の存在だった。稲作で発展して行った日本において、米を食い荒らす鼠は古くから駆除されるべき害獣であった。一方で日本神話には鼠が神を助ける話がある。(中略)鼠は大国主命の神使として祀られる。また、大国主命が後に伝来する大黒天と「大黒」と「大国」の音が同じである事から混同して信仰されるようになると鼠もまた、福神の神使として広まって行く。時には人の財を荒す厄介者でありながら人に財をもたらす神の使い。人により近い動物だったからこそ、そんな二面性を与えられたのかもしれません。

 2月11日は恒例の祝賀会です。薬時功労の先生方、賀寿をお迎えの先生方を皆さんでお祝いしたいと存じます。
沢山の先生方のご出席をお待ちしております。

令和2年1月号

 令和になり初めてのお正月を迎えました。皆様今年も宜しくお願い致します。
昨年を表わす漢字は「令」でしたが、先日「和を感じるエッセー集」というある業界紙に目がとまり、受け売りですがご紹介致します。

 歌手の由紀さおりさんは「調和」と書いて「まとまる」と表現しました。「調和って生身の人間が奏でる音楽そのもの。天気・会場・お客さんの状態・自分の気分、その時々で全部違うのだから演奏も違うのが自然。変化するものに耳をそばだてて、合せること。心に響くハーモニーは、そこに生まれるものではないかしら。」とのこと。

 ラグビー元日本代表の大畑大介さんは「親和」と書いて「とけ合う」と読みました。「ラグビーの良さは自分の居場所を見つけられるところ。体の大きい人間もいれば小さい人間もいる。力自慢もいれば足の速い選手、色んな特製を持った選手が同じチームを組む。それは、そこに、それぞれの役割があるからなんです。社会も同じですよね?」

 美容家のIKKOさんは「緩和」と書いて「やわらぐ」と説きました。「縁あってTVに出演させて頂き、なぜか面白がってもらい、そして初めて笑っている自分に気が付いたんです。あっ、私笑ってるって。芸能界の先輩達が快く私を受入れ可愛がって下さった事で張り詰めた気持ちが楽になったんだと思います。」ですって。

いかがでしょうか、「和」、大切ですね。

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