令和2年12月号
今月は業務連絡です。
「マイナンバーカードの保険証利用の普及に向けた加速化プラン」はご存知ですか。
厚労省は、令和3年3月末の医療機関・薬局の6割程度で、オンライン資格確認システム(マイナンバーカードの保険証利用)の実施に必要な顔認証付きカードリーダー導入を目指しています。この様な中、全国の医療機関の申込率は16.3%、長崎県の薬局でもアカウント登録は31.3%、カードリーダー申込数は16.5%という現状です。
制度内容は、薬局へは「顔認証付きカードリーダー」は1台無償提供、その他費用の補助の内容が、これまで4分の3の32.1万円を上限に補助がありましたが、菅政権の「加速化プラン」で4分の4(100%)の補助になりました。
会員の皆様には少しでも有利に設置して頂きたく、まずは「医療機関等向けポータルサイト」 https://www.iryohokenjyoho-portalsite.jp/ において申込受付を行って頂きたいと思います。また、お使いのレセコンメーカー担当者に必ずお問い合わせされて下さい。尚、以下も参考にして下さい。
「県薬だより8月号10頁から」「県薬だより11月号巻頭記(井石常務理事述)」
令和2年11月号
久しぶりに「朝の連続テレビ小説」に目がいっている。先日、縁があって西海市にある「音浴博物館」の館長さん(かなりマニアック)の講演を聴く機会があり、特に今は古関裕而さんが注目されているので、古関さんの特集であった。SP盤の「長崎の鐘」は我ながら感じるものがあったので、先日の「朝ドラ」も見入ってしまった。何か今の、この世の中の状況下にも通じる、「希望を持つ意味」を考えさせられた。これから、甲子園の「栄冠は君に輝く」そして「オリンピックマーチ」と続いて行くのだろう。乞うご期待。
令和2年10月号
今月は小言を一つ。
現在、薬局では患者に依頼された「使用済み注射針の廃棄」を毎月第3金曜日に佐世保市環境部の方に無償で収集をお願いしています。
話せば長くなりますが、薬局が「使用済み注射針の廃棄」で民間の廃棄物処理業者に支払ってきた費用は、これまで佐世保市薬剤師会が全額負担(薬局に償還払い)してきました。
この事業は、そもそも患者が不用意に廃棄した使用済み注射針で、資源ごみ回収の業務を行っている方々が感染事故に遭わないようにと思ってのことです。
しかし、事業には費用がかかります。佐世保市薬剤師会では毎年増加する予算に頭を悩ませてきましたが、様々な方々のご理解ご尽力を得てようやく今年度から市の事業の一環として行って頂けるようになっております。
そして市環境部から毎月収集の結果報告が届きます。未だに、使用済み針をビニール袋に入れたままで市の回収の方に渡している薬局が見受けられます。
もちろん、患者さんから回収した時点でビニール袋などに入っていて「安全性が担保されていないもの」は、昨年度までと同様に民間の廃棄物処理業者の入れ物に入れてこれまで通り有料で回収してもらってください。
しかし、市の環境部の方々に収集を依頼するのであれば、患者さんにしっかり教育をして頂き、医薬品のバラのハードな入れ物等を回収箱として提供して「安全性が担保される状態」で薬局に持参するように患者さんに確実に教育して頂くなどの努力をして頂きたいと切に願うものであります。
行政の仕事だからこれでいいんだなどと思わないでください。
お互いさまで気持ちよく、いつまでも良い関係で仕事をして頂くためにはお互い努力をしなくてはならない。どうぞ、ご理解ください。
尚、この事業に参加していない薬局も、市薬事務局に申し出て頂ければ市環境部から無償収集に来て頂けますので宜しくお願いいたします。
令和2年9月号
外海のサンセットロードを久しぶりに走ってみた。営業時代だから20年ぶり位か。お供はご機嫌なサザンのナンバーだ。目的の一つが「遠藤周作記念館」。出津地区は小説「沈黙」の舞台だ。昭和41年に発表されたと知って、同年生まれの私は縁を感じる。もちろん作家としては著名な「違いの分かる男」だが、多方面の顔も持つ方だったようで、その一つが「遠藤ボランティアグループ」病人の愚痴や嘆きをじっと聴くボランティアだ。今でも活動を月2回されている方の言葉「ボランティアは対価を求めない無償行為と言われるが、決してそんなことはない。心からお相手に関心を寄せ、感謝の気持ちで聴くと、普段学ぶ事の出来ない素敵なギフトを頂く事が出来る。」と述べている。
次回は夕日が沈むころ行きたい。