令和4年12月号(生涯実習(学術)委員会便り)
日頃より生涯学習委員会活動へのご理解とご協力を賜り誠に有難う御座います。皆さまのご協力のおかげで、薬剤師研修・認定電子システム(PECS)稼働後も集合研修、Web研修共に大きなトラブルなく開催出来ましたこと感謝申し上げます。今後の研修会テーマのご希望や研修内容のご意見などありましたら、Web研修会終了後のキーワード回収フォームにご記入いただくか、佐世保市薬剤師会事務局までご連絡いただきますようお願い致します。今後とも感染対策を徹底しながら充実した研修会になるよう努めて参りますのでご参加の程宜しくお願い致します。
また、11月20日には第4回長崎県薬剤師学術大会が長崎ブリックホールで開催されました。今回のテーマは、地域とともに明日へ(暮らしを支える薬剤師を目指して)でした。基調講演には、歯科衛生士の桝井えつこ先生をお招きして「多職種で取り組む食支援」という演題でご講演いただきました。地域包括ケアシステムにおいて地域を支える多職種の方達との連携が益々重要となっている中、薬剤師が活躍出来ると思われる多くのヒントがあり大変勉強になりました。たくさんの先生にご参加いただき大盛況のうちに終えることが出来ました。そして、来年の9月23日、24日には、第82回九州山口薬学大会が出島メッセ長崎にて開催されます。大会テーマは、「新時代を生き抜く〜地域の架け橋となれ薬剤師!〜」です。我々薬剤師の専門性を高める取り組み、地域包括ケアシステムやがん薬物療法への取り組み、他職種との連携などをキーワードとしたシンポジウムを主にプログラムを構成し、魅力ある大会になるよう計画されてあります。多数の皆様方のご参加を心よりお待ちしております。
令和4年11月号(学生実習対策委員会便り)
日頃より、実務実習・早期体験学習活動へのご理解とご協力を賜り誠にありがとうございます。
本年度の薬局実習は第1期:2月21日〜5月8日、第2期:5月23日〜8月7日までという日程で行われ、現在第3期:8月22日〜11月6日が行われております。
コロナウイルス感染急拡大のさなかで陽性患者への調剤、配達と多忙化する業務の中で実習生の受け入れにご協力いただきありがとうございました。
PCR検査、ラゲブリオやパキロビッドの調剤、配達依頼を応需している薬局もあり日曜まで対応に追われるところもあるようです。これまでに例を見ないパンデミックの中、粉骨砕身業務に取り組んでいる薬剤師としての在り方を体験してもらえたのではないかと思います。
来年度の日程は、第1期:2023年2月20日〜5月7日、第2期:5月22日〜8月6日、第3期:8月21日〜11月5日となっております。
そしてまた今年度も早期体験学習が実施されました。専門的知識を得る前に早期体験学習を行うことは職業イメージの形成に役立ち、またその後の学習に対する動機付けになります。ご協力をいただきありがとうございました。
将来を担う人材の育成に貢献することのできる指導薬剤師は、非常にやりがいのある仕事です。現場のことをよく知る先輩薬剤師として薬学生に指導をすることはお互いのメリットになりうると思います。まだ認定実務実習指導薬剤師の申請をされていない方はぜひ申請をされてください。
令和4年10月号(院外処方箋コーナー運営委員会便り)
8月にアルカスSASEBOにて、薬務行政室による「麻薬・向精神薬・覚せい剤原料の取り扱いについて」の講習会が開催されました。多くの方に参加いただきましたが、その中で、ファクシミリによる麻薬処方せんの取り扱いについてのお話しがありました。あらためてその内容について、この紙面でご紹介をさせて頂きます。
麻薬小売業者は患者・家族等への交付までの待ち時間の短縮を考慮して、ファクシミリにより送信された麻薬処方せんの内容に基づき麻薬の調整等を開始することができる。
(平成18年3月31日薬食監麻発第0331001号麻薬対策課長通知)
<注意事項>
●患者等へ麻薬を交付する際には、麻薬処方せんの正本確認を確実に行い偽造処方せんによる麻薬の不正取得の防止に努めてください。
●麻薬小売業者が患者等からのファクシミリで電送された麻薬処方せんの処方内容に基づき麻薬の調整等したが、患者が当該薬局を訪れない等の理由で麻薬を交付できない場合、当該麻薬は調剤前の麻薬として取り扱ってください。
〈8/25市薬生涯教育研修会 長崎県福祉保健部薬務行政室資料〉
令和4年9月号(会営薬局運営委員会便り)
会営薬局では、オンライン資格確認を導入し、本年5月より稼働しています。保険証としてマイナンバーカードを利用する患者様は、まだ少ない状況ではありますが、事務手続き等でオンライン資格確認を活用しているところです。皆様の薬局では如何でしょうか?まだ検討されていない場合は、前向きに導入を進めていくことがよろしいかと考えます。
その理由は、オンライン資格確認について、2023年4月から保険医療機関・薬局での導入を原則として義務付けることが、本年6月に閣議決定されたからです。また、オンライン資格確認の導入状況等を踏まえ、将来的には保険証の原則廃止も検討されているようです。さらに、厚生労働省によると、電子処方箋の運用を2023年1月から開始することとし、利用にあたっては、オンライン資格確認の導入が必須となるようです。これらの情報は、これから詳細が明らかになっていくものと思いますが、医療におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)が加速度的に推進していく流れを感じています。
会営薬局では、これらの医療を取り巻く環境を鑑みた上で、時代の流れに乗り遅れないように、新たな薬局運営にむけた基盤作りをしていきたいと思います。