会長便り

4月号

 新年度がスタート致します。4月は薬価改定が実施され、0.97%のダウンが行われます。そして6月には調剤報酬改定、+0.16%の改定率で実施されます。先日、県薬でも「研修協議会研修会」で詳細な説明がありました。そこでは次の様なお話がありました。
「2025年のみならず2040年を視野に入れた地域共生社会の実現に向けて、医薬品提供拠点としての薬局の機能強化、薬剤師サービスの更なる充実を目指した6年に一度の医療・介護の同時改定」であると。また、「個々の改定項目、点数、要件に着目するのではなく、今回の改定で目指したものは何か、薬剤師・薬局に何を求められているのか、しっかりと理解して業務への取り組みをお願いしたい。」と締めくくられました。皆さん、もう始まっています。
  もう一つ、4月1日に市薬役員改選に伴う「第一回選考委員会」を開催いたします。
どうぞ皆さん明日の佐世保市薬剤師会のために、役員として立候補を宜しくお願い致します。告示は追ってご連絡いたします。

3月号

 皆様には既にお知らせの通り、3月末を持って「佐世保市薬剤師会会営薬局」を閉局いたします。
有難い事に、薬局事業は手を上げて頂いた法人に引き継がれ、これまでの薬剤師の先生、スタッフの皆様は引き続き従事して頂く事になっています。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
会営薬局は平成13年、長崎労災病院の処方せんを受ける形でスタートしました。私の知る限り、当時は佐世保市立総合病院が希望者の院外処方箋発行を行っていた状況で、全面的に外来患者さんの処方せんを院外に発行する事になったのは市内の基幹病院の中で長崎労災病院が初めてだったと記憶しています。その時の先輩方のご苦労は大変なものだったと思います。
処方せんを発行する病院側も、病院の近くでしっかり対応できる薬局がある事が院外処方せんを全面的に発する大事な要素だったでしょう。そのため佐世保市薬剤師会が運営する会営薬局の開局がそれを担保する事だったと推測致します。
今ではその様な考え方は難しいのですが、院外処方せん発行初期の時代は出す側、受ける側もある意味安心して院外処方せん事業が進むことを願ったのです。その様な会営薬局でしたが、実際は常に薬剤師不足に悩まされ、現場の皆さんにはご苦労をお掛けしてきたと思います。会営薬局の理想は、保険調剤薬局の先頭を走り、会員薬局がお困りの時は薬剤師を派遣できる位の事が出来ればと考えていたと思いますが、現実にはなかなかそうはいきませんでした。それでも、佐世保地域の医薬分業を促進させ、定着させるなど、一定の役割は果たしてきたと思っています。
道半ばではありますが今後は民間に譲渡し更に地域医療に貢献して頂けることを祈念いたします。
当時ご尽力された先輩方、これまで会営薬局に携わって頂いた方々に感謝し、バトンを移したいと存じます。
本当に有難うございました。

2月号

1月1日元日に発生しました「令和6年能登半島地震」被害の大きさと被災者の健康管理が心配されます。
長崎県薬剤師会では1月5日に災害対策本部を立ち上げ、石川県薬剤師会をはじめ日薬、各都道府県薬と連携を取って活動を始めています。1月10日に派遣薬剤師募集を開始し、17日には第一陣となる3名の薬剤師を派遣致しました。
21日には第二陣の3名の薬剤師が25日まで派遣されました。支援活動が長期化することが予想され、今後は、九州山口薬剤師会において共同で派遣することとし、現在3月1日までの派遣について募集しているところです。
また、「県薬だより2月号」に義援金募集について掲載する予定で、集まった義援金は日薬及び日本赤十字社を通じて被災された各県薬剤師会会員及び県民に寄付することとなっています。
各々が出来ることを考え、支援の程宜しくお願い致します。

令和6年1月号

新年あけましておめでとうございます。

旧年中は大変お世話になりました。特に11月の臨時総会、またそれに至るまでの皆様のご理解ご協力に感謝致します。1月中には会営薬局の今後の事についてもご報告出来るよう現在精査中です。今年もどうぞよろしくお願いします。
  さて、既にご案内しています通り、2月11日(日)には恒例の「佐世保市薬剤師会・薬事功労・長寿のお祝い祝賀会」を4年ぶりに予定しております。どうぞ、皆様のご参加をお願い致します。
2024年の干支は「甲辰(きのえ・たつ)」です。干支は「十干」と「十二支」の組合せですから、この2つの組み合わせである甲辰には、「成功という芽が成長していき、姿を整えていく」といった縁起のよさを表しているそうです。
「医療・介護・障害福祉」の診療報酬が同時に行われる、トリプル改定の年度が迫っています。将来の「患者のための薬局ビジョン」に向けて姿が見えてくる年と言えるかもしれません。今年も皆様としっかり会務を進めて行きたいと存じます。どうぞ、宜しくお願い致します。

 

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