令和7年4月号(社会保険委員会便り)
日頃より、社会保険委員会活動へご理解とご協力ありがとうございます。
4月からの変更点にお気をつけください。
令和6年度診療報酬改定に伴い、令和7年3月31日で終了となる経過措置に係る医療DX推進体制整備加算の施設基準について、当該施設基準に係る診療報酬を令和7年4月1日以降も引き続き算定する場合は、令和7年4月4日(金)までに再度、施設基準の届出が必要となります。届出様式は、九州厚生局のホームページからダウンロードすることができます。
令和7年4月1日時点で電子処方箋システムにより調剤する体制を有していない場合は、辞退が必要となりますので、十分ご留意ください。
2025年4〜9月までの医療DX推進体制整備加算は加算1は10点、マイナ保険証利用率45%以上
加算2は 8点、マイナ保険証利用率30%以上〜45%未満
加算3は 6点、マイナ保険証利用率15%以上〜30%未満と点数は上がっています。
【電子処方箋について】
4月以降は「電子処方箋を受け付け、当該電子処方箋により調剤する体制を有するとともに、紙の処方箋を受け付け調剤した場合を含め、原則として、全てにつき調剤結果を速やかに電子処方箋管理サービスに登録すること」となります。
令和7年3月号(医薬分業対策(薬薬連携)委員会便り)
日頃より、医薬分業対策委員会活動へご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。
年末年始に行いました医薬品供給不足についてのアンケート調査のご協力ありがとうございました。
アンケート調査を基に先日行われた総合医療センターのPAPで話させて頂きました。この佐世保地区でも約6割の薬局が毎日のように供給不足の問題に直面しており、供給不足の多くは抗生剤、鎮咳剤、去痰剤等で、その他漢方薬や降圧剤、インスリン目薬やシップと言った外用薬という意見も上がっておりました。
また皆様から頂いた、フリーの意見としては、門前の病院は対応できるが、急に来た別の病院の新患や広域病院の臨時薬に対応できないという意見、国がもっと供給不足問題に対応しないといけないという意見等がありました。医薬品供給不足で対応できない処方が来たら、医師へ処方変更を依頼したり、他の調剤薬局からの小分け、もしくは他の調剤薬局への紹介を行ったり、また出荷調製品の発注業務も卸さんとの交渉を行ったり、時間を費やしたりと、以前に比べ我々薬剤師の業務負担は増加しています。
医薬品供給不足の解決に向けた課題として以下のような事が挙げられます。
- 情報共有の強化
- 代替薬の活用促進
- 薬局間の連携強化
- 政府の支援拡充
- 国内生産の強化
このうち我々薬剤師側(地域)でできる事として、1〜3が考えられます。
昨今、勉強会や情報交換会のwebでの参加が容易になりました。移動がないため遅刻する事がなく最初から参加できるようになりましたが、お互い顔が見えない関係になりました。もし今後時間の都合がつくようであれば、会場に参加して、積極的に意見を交換したり、勉強会後にお互いの近況を報告したりする事で、情報の共有や連携強化につながるのではないでしょうか。
またPAPの様な場で、代替薬活用促進の件については今後話し合って行きたいと考えています。
4と5は政治的な力が必要になると考えられます。
日本薬剤師連盟は、次期参議院議員選挙に向けて、組織内統一候補である本田あきこ参議院議員への支援を呼びかけています。皆さんの選挙活動への積極的な参加と支援を宜しくお願い致します。
令和7年2月号(生涯学習(学術)委員会便り)
日頃より生涯学習委員会活動へのご理解とご協力を賜り誠に有難う御座います。
皆さまのご協力のおかげで、集合研修、Web研修共に無事に開催出来ましたこと感謝申し上げます。現在、月1回定期研修会におきましては、Zoomミーティングの収容人数が合計100名までとなっており、お申込みが出来ない方がおられご迷惑をおかけしておりました。
来年度よりWeb環境をグレードアップして定員数を100名から500名まで収容可能となり多数の先生がご参加可能となりました。また、今月よりZoomミーティングではなくウェビナーでの開催が可能となったため、参加者の音声や映像が交錯することなくスムーズで良質な研修会が可能となりましたので皆様、是非今まで以上に奮ってご参加ください。
また、来月以降も下記の通り原則月に1回研修会を行います。
・2月27日(木)ハイブリッド研修会(長崎県薬剤師国保会館2階&Zoomウェビナー)
19:30〜20:00 「過活動膀胱診療ガイドライン [第3版]
〜診療アルゴリズムと薬物療法を中心に〜」 杏林製薬株式会社 山中 俊輝
20:00〜21:00 「高齢患者におけるOAB診療の課題と解決策を考える」
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 泌尿器科学分野 教授 今村 亮一 先生
・3月13日(木)集合研修会(アルカス佐世保3階大会議室)
19:30〜21:00 「麻薬・向精神薬・覚せい剤原料の取り扱いについて」
長崎県福祉保健部薬務行政室
・4月24日(木)Web研修会(Zoomウェビナー)
19:30〜20:00 「災害医療関連」20:00〜21:00 「排尿障害関連」
あじさいクリニック院長 古川正隆先生
※連携強化加算の算定要件に年1回以上、災害対応に係る研修・訓練を実施が必要です。
9月14日(日)、15日(月) 第84回九州山口薬学大会 佐賀市文化会館
10月12日(日)、13日(月) 第58回日本薬剤師会学術大会 国立京都国際会館
11月9日(日) 第6回長崎県薬剤師学術大会 出島メッセ長崎
また、「はじめての学術研究のためのワークショップin佐世保」が県薬主催にて長崎県薬剤師国保会館2階で開催予定です。
【1日目】令和7年4月19日(土)15:00〜18:00
【2日目】令和7年5月17日(土)15:00〜18:00
研究計画書・倫理審査申請書・抄録等の書き方について実践的に学習できる貴重なワークショップとなっております。参加希望の方は、佐世保市薬剤師会事務局までご連絡いただきますようお願い致します。
令和7年1月号(学生実習対策委員会便り)
平素より、実務実習・早期体験学習活動へのご理解とご協力を賜り誠にありがとうございます。
さて、11月10日に行われました第5回長崎県薬剤師学術大会は皆さんご参加されましたでしょうか?今回のテーマは「師たれ、薬剤師〜導き、教え、継ぐ」でした。 薬剤師の「師」の意味するものは人を教え導く人、学問、技芸を享受する人という意味です。その対象は地域住民であったり、患者さんであったり後輩であったり・・
私たちは医薬品の適正使用や情報提供をするために常に自己研鑽を積み、地域医療に貢献する事は重要でありその姿を後輩に伝えていくこともまた重要な責任であると思います。
今年は2月17日より第一期の実務実習が始まります。学生を指導する立場である指導薬剤師も常に成長しなければなりませんし次の指導薬剤師へつないでいくことも必要です。学生が充実した実習を行う場をしっかり整えるために認定実務実習指導薬剤師と連携を取りながら薬局内のスタッフ全体で導いていただきたいと思います。
また指導薬剤師の連携も必要であると思います。普段の業務でなかなか学生の指導には余裕がない、8疾患に関する症例を実習できる体制が整っていないという薬局でも指導薬剤師間でお互いに支えることでより充実した実習の場を提供できるのではないでしょうか。
指導薬剤師間で協力し合って次世代の薬剤師を導いていきましょう。
今年もよろしくお願いいたします。